センゲーニャ(東アフリカの伝統音楽) [レビュー]
友人からセンゲーニャ~東アフリカの伝統音楽 Vol.1 ドゥルマ・ディゴ・ラバイ~ というCDをプレゼントされる。
センゲーニャって何?
センゲーニャとは、東アフリカの伝統音楽の一つです。
CD名のドゥルマ・ディゴ・ラバイとは、ケニアの民族名です。ケニア東海岸部に住むミジケンダ・グループの一部で、バントゥー諸語を話します。
そんな彼らの文化に深く根ざした伝統音楽が、今失われつつあるとのこと。
- 伝統音楽の継ぎ手である若者たちの価値観の変化
- 時間的・技術的に伝統音楽を学ぶのが困難
おおまかにはこのような理由です。技術的に難解というのは、CDを聴いていても分かります。まず、拍子がとても複雑で、相当なリズム感がなければ合奏・合唱できなさそうです。解説にもありますが、5拍子から突然3拍子になり、また5拍子へ戻るなど…。
そのような音楽を演奏できる技術を、長い時間を経て向上させていったと推測できます。そういった伝統音楽を失わせていいのだろうか。ということで、JIWEというプロジェクトが東アフリカの伝統文化を保全するため、このCDを制作したそうです。
CDを数回聴いてみましたが、どの曲も後半にかけての盛り上がりが好きです。子ども(?)の歌声も混じっているように聞こえるのですが、彼らも上手い。子どもなのに歌が上手いということに驚きました。
なぜセンゲーニャをくれたか?
私は「民族音楽が大好き」などと言ったこともなく、まさかこれをプレゼントされるとは夢にも思いませんでした。嬉しくなかったわけではないですが、「嬉しい」という感情が沸くよりも先に「なぜこれを?」という思いで胸がはち切れそうでした。
そして、あっという間にはち切れたので、友人に「なぜこれを?」と尋ねてみました。
友人「このCDを渡さなければ一生民族音楽に出会うことはないだろうから」
これは深い…。
ここで私が「センゲーニャ?よく知らないしもういいや。」と受け入れないのは簡単ですが、価値観を乗り越えて何かを得ようとする姿勢が大事だという風に聞こえました。
CDは大切に押し入れの中にしまっておきます……(冗談だってばよ!)
参考
- JIWE:JIWEのリリースしているCD