就職活動:面接官の「当社の強みは何ですか」という質問の答え [仕事観]
ある会社での面接時「当社の強みは何だと思いますか?」という質問に回答する中で思ったことがあるんだが聞いてみるかい?
今回は「強み」のとらえ方を2つのアプローチから考えてみた。
強み=他社との差別化
「御社は~~の分野でトップクラスの技術(実績・信頼性などなど)を…」
などという答えになりそうだが、たぶんこの答えはそんなに求められていない。
こういった話をするためには客観性(資料・データ・知識)が求められるが、これらを具体的にきちんと理解できるのは入社してからの話だろう。新卒または未経験業種への転職の場合、こういう答えで展開するのはなおさら難しいと思う。
「企業の強み」とは相対的な話であって、他社と競争していくなかで強みがみえてくるのである。そうやって、色々とみえてくる強みのなかでも「得意分野」「商品の性格」などを同業他社と対比する方が答えを出しやすいだろう。
ということは、この質問では「業種研究をきちんと行えているのか」を問われているんだってばよ!さらにいうと、業種研究をして、多数ある企業のなかで「なぜ当社を選んだのか」ということを(暗に)問われているんだってばよ!
ちなみに、企業を選んだ理由として「大手で安定しているから」「社会保障・社員福祉が充実しているから」といった答えは論外といっても言い過ぎではないので気をつけよう。
(規模や保障は確かに他社と比べやすいが、この質問ではそんなことは問われていない。)
強み=長所
強みとは簡単にいえば「長所」である。
「当社の長所はどこですか?」ということだ。
このとき、面接官はどういう回答を期待しているのだろう。
そもそも正しい回答はあるのだろうか。
もちろん正しい回答は「ある」に決まっている。
それはなぜか。
長所というのは企業が伸ばそうと思っている部分だからだ。
というよりも、企業が努力して伸ばした部分が「長所」となっているんだ。
努力したというのは、簡単にいえば、どこに金と人をかけたかということ。
重点的な投資や人材の配置などからうかがえるだろう。
これは、つまるところその企業の「経営方針」ということだ。
経営方針だから、結果的に企業が思っている長所が実際の長所とずれていることがあるかもしれない。けれども、面接官が思っている自社の長所は経営方針によるところが大きいはずだ。
だから、面接官は正しい答えを明確に持っているはずなのである。
「強み」の答えは経営方針にあり!
ただ、もし経営方針とは異なる実際の長所が見えてきたなら、空気を読みつつ、それを指摘するのもいいかもしれない。その場合は、経営方針からみえる長所をふまえつつ、「こんなところも長所ですよ」ということを資料・データにもとづいて客観的に伝える必要がある。
結局のところ
なんのことはない。
この質問では、業界研究と企業研究の成果が問われているのだ。
説明会・会社訪問(同業他社含む)・面接(どのような質問をされたか)を経ないとなかなか答えは出てこないように思う。ウェブサイトでもある程度のことは調べられるが、表面的な話に終わる可能性が大きい。
また「なぜこの会社に入社したいのか(自己分析)」という答えがないと、業界研究・企業研究の成果を生かすことはできない。
企業の強みが自分の目指すことと合致していると、幸せな就職ができるのではないか。ただし、会社を一つとっても、色々な面を持ち合わせていて、判断が難しいところではあるが。
「どこでもいいから就職したい」だと、面接官に熱意がなかなか伝わりにくい。それに、就職できたとしても、就職のミスマッチとなって離職する可能性が高くなってしまう。
…やや脱線気味になってきたので、ここまでにする。
以上、個人的な見解ではあるが、参考になればいいよね。