「静的なホームページ」という昔ながらのウェブサイトがあります。
「性的」ではありません「静的」です。
静的なホームページとは
ホームページ・ビルダーやメモ帳などでHTMLタグを直打ちして作った方も多いかもしれません。
単に「ホームページ」というとHTMLを直打ちして作った昔ながらのウェブサイトというイメージがしますね。(ホームページの本来の意味は別にあるのですが。)
これがなかなか大変で、たとえばリンクを修正しようと思ったら、全てのページのリンクを一つ一つ修正しなければならないなど、何かをするたびに手間がかかりやすいというのが静的なホームページの特徴です。
今は、その静的なホームページがかなり少なくなってきました。
というのはブログなどに代表されるような「動的」なウェブサイトが増えてきたからです。
動的なウェブサイトとは
ブログはHTMLの知識がなくても、決められたフォームにタイトルや文章を打ち込んで公開するだけで、最新記事が追加されて、リンクも自動的に整えてくれます。
他にもWiki(ウィキ)も同様に動作する動的なウェブサイトと言えます。
ブログやWikiなどは「CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)」という機能があって、ある程度自動的にウェブサイトを構築してくれるという仕組みになっています。
これが大変便利ということで、昔ながらのホームページを改めて作るという方はかなり少なくなってきたということですね。
企業の公式ホームページも、管理のしやすさの点からこのCMSを利用したものが増えてきています。
今でも静的なホームページが用いられる分野
そんな中でも、今でも静的なホームページが用いられている分野があります。
それが「ゲームの攻略サイト」です。
Wikiシステムを使ったゲームの攻略サイトもかなり増えてきていますが、まだまだ静的なホームページで構築する方も多いです。体感的にWikiが4:静的ホームページが4:ブログが2ぐらいでしょうか。
私も一つゲームの攻略サイトを作ったことがあり、他にほとんど攻略サイトがないため、今でも維持・管理しているのですが、これがどうしてなかなかのアクセスがあります。
こんなマイナーなゲームでこれだけのアクセスなら他のゲーム攻略サイトはもっとアクセスがあるんだろうなと推測されますし、同じゲームの攻略サイトがいくつもあるのも納得です。
静的なホームページの利点
一度、ブログ(WordPress)でこの攻略サイトを構築し直してみたのですが、ブログだと情報をまとめるのが思いのほか難しく、アクセスが少なくなったばかりか、直帰率も増えてしまいました。(今は普通のホームページに戻しました。)
ゲームの攻略情報は、一覧表や分岐表やチャート表など、表現する幅が広くて、ブログだとまとめにくかったのです。(まとめにくいというだけで、頑張ればできます。)
そして、ゲームの攻略情報のインデックス(目次)をうまくまとめやすいのも、やはり静的なホームページです。情報を見てほしい順番にまとめたりして巡回しやすいようにできます。
ゲームの攻略情報は「順番」が大事なので、サイト全体が一覧できるようになっていないと使いにくいのです。
ブログだと最新情報を追うニュース性が重視されがちで、それが通常のゲーム攻略に合わないのだと思います。(オンラインゲームだとアップデート情報というニュース性があるので、ブログはマッチします。)
また、静的なページは動的にHTMLを生成する時間が必要ないため、瞬時にページが表示されるというところも利点です。次々にページを表示して情報を得る攻略サイトではスピードは大事な点です。
静的なページはブログと違ってデータベースを使わないので、同時接続数の問題もなく、大量のアクセスに耐えられます。セキュリティも静的なページの方が比較的安全です。
ゲームの攻略サイトだけでなく、勉強系のサイトのような教科書的な情報も静的なページは向いていると思います。
ということで、静的なホームページには利点が多くあり、見直す結果となりました。
あとは管理のしやすさが問題になりますが、最近は静的なページを作るソフトも充実してきているみたいです。(あまり詳しくないので紹介はできませんが、ホームページ・ビルダーのようなソフトですね。)
私は独自?のやり方で静的ページを作成していて、需要があればそちらも紹介していきたいと思います。
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