本当にドキドキするんです、ボードゲーム:スコットランドヤード。1人が怪盗Xとなりロンドン市内に潜伏。他はみな刑事となり、怪盗Xを追跡します。
スコットランドヤード 基本情報
Scotland yard:スコットランドヤード | |
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ジャンル | ボードゲーム |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 20~80分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
作者 | |
発売元 | Ravensburger,河田 |
初版発売年 | 1983年 |
スコットランドヤード レビュー
Scotland yard (スコットランドヤード):怪盗Xを24時間以内に逮捕せよ!推理とかけひきが決め手のスリリングボードゲーム!
パッケージ説明文より
パッケージ写真:
警察コマが集合!ピンチを切り抜けられるか?:
怪盗X 行方の手がかりはこのボードに:
みんな欲しがるサンバイザー!:
ということで、スコットランドヤードの紹介です。いろいろと仕掛けはあるのですが、簡単に言うと警察と泥棒の鬼ごっこ(ケイドロ・・・ともいうかな)を盤上で繰り広げるボードゲームです。
怪盗Xは、逃走のスリルを味わえるほか、サンバイザーを着用できることもあり、誰もが怪盗Xをやりたがります。
スコットランドヤードは3~6人まで参加できます。2人でもできないことはないですが、怪盗が刑事の会話を聞けなくなるので、やはりプレイ人数は3人からとなります。プレイ人数が5,6人となると、刑事たちがけんけんがくがくとしてしまって、ちょっと大変かも…。3,4人がちょうどいいプレイ人数かなと思います。
最高24ターンまでゲームは続くのですが、この「24」は時間を表しているんですね。「怪盗を24時間以内に逮捕せよ」という文で気づきました。ドラマの「24 -Twenty Four-」みたいですね。
以下にスコットランドヤードのコツを攻略のポイントごとに解説します。
2マスルール
怪盗Xが逃走するとき、刑事が2回以上動かないと捕まらない位置へ動いてしまうという、怪盗Xの安全移動策。まるで「ルール」で決まっているかのように、そう移動してしまうので、2マスルールといいます。
ただし、2マスルールで移動していくと、刑事に移動ルートを絞られやすくなり、じわじわと怪盗Xは追い詰められていくでしょう。
刑事トーク
刑事同士の会話が怪盗Xに筒抜けというのはおかしな話ですが、怪盗Xはこの会話を手がかりに逃走ルートを決めていきます。ただし、刑事を完全に信用してはいけない。もしかしたら、その会話は「ダミートーク」かもしれないのですから……。
「ダミートーク」で刑事の会話が支離滅裂になることもあります。その場合は、冷ややかに矛盾を指摘しておきます。
警察手帳
刑事が怪盗Xの逃走経路をメモしていくという堅実技です。ただ、これをすると、怪盗Xが「そりゃねぇよ」と怒り出すかもしれません。こうやって厳密に捜査していくと逃げ切るのは難しいからです。怪盗Xにのしかかるプレッシャーも相当です。
怪盗Xが上級者ならば、メモありでプレイしてもいいかも。ゲームの開始前に相談して決めておきましょう。
ちなみに刑事同士の筆談はルール違反っぽいです。
すり抜けガード
怪盗Xが刑事の包囲網をすり抜けないように、刑事が要所を行ったり来たりすること。刑事の包囲網を抜けられたときの、精神的ダメージは計り知れず、ゲームの続行が不可能になることも。そのため、すり抜けガードが刑事のモチベーションを維持しているといえます。
特に、テムズ河付近に怪盗Xが潜んでいる場合、橋を渡らせない・船で移動させないようにガードしておきましょう。
スコットランドヤードのヒント
その他スコットランドヤードのヒントを簡単にまとめておきます。より詳しくは、取扱説明書の「プレイのヒント」参考にしてください。
- [刑事] 2ターン目に地下鉄に行く
- [刑事] 序盤からタクシーチケットを使いすぎない
- [怪盗] 目線は隠せても、顔の向きはバレている!
- [怪盗] ダブルムーブ+ブラックチケット
- [怪盗] 出現は逃走ルートの多い地点で
余談ですが、スコットランドにスコットランドヤード(ロンドン警視局)はないそうです。
💡 参考
私が持っているのはオリジナルのスコットランドヤードですが、今は「スコットランドヤード東京」と「スコットランドヤード・ジュニア」も発売されています。日本人なら東京の地名の方が馴染みやすくプレイしやすいでしょう。ジュニアは子供向けにルールが簡略化されています。あと、ジュニア版は半額ぐらい安いです。
本家本元の雰囲気を楽しみたいならオリジナル版、本家ルールで東京地名でプレイしたい場合は東京版、そして、子どもとプレイしたりプレイ時間を短くしたいならジュニア版を選ぶとよいでしょう。
コメント
from lat. manus – “hand” and scribo – “I write”) [1]