[まとめ買い] DRAGON QUEST―ダイの大冒険―(ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
ダイの大冒険のラストまで読んでない方は、読み切ってから以下ご覧くださいませ。
昨日、名作漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のラストシーンについて考察の記事を書いてて、ダイの大冒険を読み直してたんですよね。
「泣ける」っていうかガチで泣いてたのは内緒ですが、どういうところで泣けるのかなと改めて考えてみました。
ダイの大冒険は割りとポップの挫折・成長など名脇役的なポジションが注目されていると感じますが、大人になってから読むとダイの心情の機微がもっと分かるようになってきて、その心情が大きく揺れ動くシーンが特に泣けてくるようになりました。
ダイの大冒険の大きなテーマとして「大魔王を倒す」というものがありますが、その裏に「竜の騎士の宿命」のテーマがあって、ダイのあの純真な性格の裏に秘められた宿命が明かされていくにつれて、悲しみも深まるという構成なのです。
この竜の騎士の物語(=ドラゴンクエスト)が悲しいストーリーなんですよね。でも、仲間とともに悲しみを乗り越えていく、クロコダインの『いいぞ…人間は……』『……今度生まれ変わる時には……オレも……に……人間に…ぐふっ…!』、ドラクエ4のホイミンのような「人間っていいよね」というテーマもちゃんと入ってて、これが竜の騎士の物語を支えています。
単純に大魔王を倒して大団円を迎える物語ではなく、陽と陰のテーマがうまく織り交ざっているからこそ、ダイの大冒険は深みのある名作になったのではないかなと思います。
しかし、読後感は重たいものではなく、一つの冒険を立派にやり遂げた、一大ゲームを全クリしたかのような達成感が強く、これぞまさにドラゴンクエストと言える内容になっているところが見事です。
というわけで前置きが長くなりましたが、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」で個人的に泣けるシーンベスト7をドン!
- ダイが竜魔人になってからラストシーン
- バランが死んでしまうシーン
- ポップがバーンに『閃光のように』と啖呵を切るシーン
- アバン先生と再会してアバンの使徒全員が泣くシーン
- ポップがバランにメガンテをするシーン
- 戦線離脱したダイをポップが連れ戻しにいくシーン
- ブラスじいちゃんが人質になってダイが泣くシーン
先ほども述べましたが、やっぱりダイの心情とリンクするように涙がぶわっと溢れてしまいます。
物語後半でこういったシーンが盛り込まれているところがいいですね。
見方・考え方は色々あると思いますし、自分も子どものときと大人のときで、こうも変わるのかと少し驚きました。今、これを読んでいる方はすでにダイの大冒険を読み終わっていると思いますが、改めて読んでみると、また色々と発見があるかもしれません。機会があれば、是非また読んでみてください。
皆さんはどんなシーンで一番泣けましたか??
前回の記事もダイの大冒険の考察です。まだご覧になっていなければそちらもどうぞ(*´∀`*)
コメント