車の煽り(あおり)運転・迷惑運転による事故が増える中、車の前方や機種によっては後方や全方位などを録画できる『ドライブレコーダー』への関心が高まってきましたね。
ドライブレコーダーに使うカメラレンズや録画するためのmicroSDカードの技術的な進歩もすさまじく、比較的安価なドライブレコーダーでも高画質で長時間の録画ができるようになってきました!
今回、私が取り付けることにしたドライブレコーダーはコムテックの『ZDR026』です。
コムテックの定番ドライブレコーダーは『ZDR015』ですが、せっかく苦労して取り付けるなら新しいものにしておこうということで、新機種の『ZDR026』を選択しました。
ドライブレコーダーを取り付けるにあたって、私は車いじりを全くと言っていいぐらいしないので、イチから調べてみて、自分でドライブレコーダーを取り付けられるかどうか、正直不安でした(´・ω・`)
が、色々調べて、実際にやってみたところ、思ったよりも簡単にドライブレコーダーを取り付けできました。
(電源周りよりも配線の方が大変だったかな?w)
また、ドライブレコーダーの取り付けをする機会があるかもしれないので、電源線の取り出し方やドライブレコーダーの設置や配線について書き残しておくことにしました。
ドライブレコーダーの電源の取り方
まず、ここで整理しておきたいことがあります。ドライブレコーダーの駐車監視モードをつけるかつけないかで、取り付けの難易度が変わってきます。
駐車監視モード無しでシガーソケットから電源を取る場合
駐車監視モードを付けなければ、シガーソケットにドライブレコーダーの電源プラグを差し込むだけで、ドライブレコーダーが使えます。この場合は、業者にお願いしなくても、自分で簡単にドライブレコーダーを取り付けることができます。ただし、シガーソケットの位置によっては、配線が邪魔になる可能性がありますね。
「シガーソケット」は今はそう呼ばないかもしれませんね。私の車では「POWER OUTLET」と表記されていました。他には「カープラグ」などと呼ばれていますが、ほとんどの車で標準で装着されていると思います。
駐車監視モード有りでヒューズボックスなどから直接電源を取る場合
配線の見た目の問題、そもそもシガーソケットが無い、充電器などのアクセサリでシガーソケットが埋まっている、などの問題でシガーソケットが使えない場合は、車のヒューズボックスから電源を取ってくることになります。
また、ドライブレコーダーの駐車監視モードを使いたい場合は車のエンジンがかかっていない状態でも電源が必要になるため、やはりヒューズボックスから電源を取ってくる必要があります。
(この電源のことを常時電源といいます)
ホンダCR-Vで車のアクセル・ブレーキ部から右上を見上げると、このようなヒューズボックスがあります。(車種によって場所が違ったりフタで隠されていたりすると思うので、説明書をご確認くださいませ…)
ここから、電源を取り出して、ドライブレコーダーなどの車用品を色々増設できるというわけですね。
なーるへそー( ・∀・)
で、下のような「ヒューズ電源」なるものを取り付けて、電源線を引っ張り出してくるのですが、これが結構ややこしそうでした。
まず、ヒューズ電源の種類が「低背ヒューズ」「平型ヒューズ」「ミニ平型ヒューズ」とあって、取り出すところも写真のようになっていて、初心者お断り感がすごいw
オプションカプラーを使ってドライブレコーダーの電源を取り出しする
他にドライブレコーダーを取り付ける簡単な方法はないか調べてみると、『オプションカプラー』なるものを使えば、比較的簡単にドライブレコーダーを取り付けられそうなことが分かりました。
(↑このような商品ですが、車種・年式によって取り付けられるオプションカプラーが異なるので、ご自身の車の「車種 オプションカプラー」で検索して探してみてください。)
ということで、ドライブレコーダーとオプションカプラーを取り寄せて、早速ドライブレコーダーの電源を取り付けしてみることにしました。
改めて、購入した商品を載せておきます。
まず、ドライブレコーダー コムテック『ZDR026』
届いた商品を開封した写真がこちら。
そして、ドライブレコーダーZDR026の駐車監視・直接配線コードの『HDROP-14』
この商品の中に、電源線を簡単につなげるための『エレクトロタップ』が2つ入っています。
最後に、ホンダCR-V用のオプションカプラー
私は、上のYahoo!ショッピングの「NEXUS Japan ネクサスジャパン」さんから自分の該当のオプションカプラーを選びました。
オプションカプラーの「分岐タイプ」とは
その際、私のヒューズボックスでは、カーナビ用ですでにコネクタが使われていたので、オプションカプラー「分岐タイプ」を選択!
「分岐タイプ」であれば、元々装着されていたカーナビ用の電源も、分岐タイプのオプションカプラーに差せばOKです。
私の車では、上の写真の通り、すでにカーナビ用に電源が取られているので、オプションカプラーは分岐タイプを選択するということですね。
コネクタに空きがあれば、分岐タイプじゃなくてOKです。
これはお使いの車によって変わってくるので、注文前に要確認のポイントです。
ちなみに、分岐タイプのオプションカプラーがこちら。
電源線の他に、分岐カプラが付いていますね。
オプションカプラーを実際に取り付けしてみよう
このオプションカプラー(分岐タイプ)を実際に車に取り付けた写真がこちらです。
ここで困った!カプラが固くて抜けない!
このとき、困ったことが「元々のカプラが固くて抜けない」ということ!
場所が場所だけに力も入りにくいし、体勢も辛いし、ちょっと大変でしたw
写真のツメ部分を押さえながら抜くのですが、押さえにくい形状なので、抜くのにちょっとコツがいる感じです。
しっかりツメ部分を押さえられたら、片手でも抜けるので、無理やり力ずくで引き抜かないようにしましょう。
オプションカプラーの電源線とドライブレコーダーの電源線を正しくつなげよう
もう一点、注意点として、オプションカプラーの電源線とドライブレコーダー側の電源線をつなぎ間違えないようにしましょう。
駐車監視・直接配線コードの『HDROP-14』は、常時電源線(黄色)とACC電源線(赤色)の2つの線があります。
(※ ACCはアクセサリという意味)
オプションカプラーは4つの線が出ていて、私が買ったものを例にすると、
黄色:常時電源(+)
黒色:イルミ電源(+)
青色:イグニッション(+)
赤色:リバース(+)
となっています。(※オプションカプラー(メーカー・車種)によって、線の色は違うものと思われます。)
このうち、常時電源は間違えようがないのですが、ドライブレコーダーのACC電源線をイルミ電源かイグニッション電源かどちらにつなぐかが迷いどころでした。
『HDROP-14』の説明書では、
1.本製品の常時電源線/ACC電源線を、車両の配線に付属のエレクトロタップで接続します。
※ACC電源線はOFFの位置で電圧が0Vにならない車両の場合、イグニッション電源へ接続してください。
とあります。
私は、最初、オプションカプラーのイルミ電源がACC電源だからと、イルミ電源に接続しましたが、それだとドライブレコーダーは使えませんでした。(電気は通っていて、音は出ますが画面が映りませんでした。)
↑ せっかく買ったのに動かないドライブレコーダー (´;ω;`)
なので、もう一度説明書など見直して、アクセサリ電源につないだ電源線を外して、イグニッション電源線の方につなぎ直して、ようやくドライブレコーダーが正常に使えるようになりました。
私の持っているCR-Vではイグニッション電源に接続するのが正解なようですね。
線の接続は付属のエレクトロタップを使えば、簡単に接続できます。
(私は、昔ながらの(?)やり方で、電源線の被膜をとって直接つなぎました。)
電源線をつないで、正常にドライブレコーダーが使えることが確認できたら、絶縁テープで、接続部とオプションカプラーの使わない線のところも一応巻いておきます。
ドライブレコーダーを両面テープで接着・設置!配線をすれば作業完了!
ここまできたら、後は、ドライブレコーダーの設置と配線ですね。
ドライブレコーダーの設置は電源線やカメラの線(フロントカメラとリアカメラをつなぐ線)を付けた状態で、両面テープでしっかりと接着します。
ドライブレコーダーのリアカメラから設置!
まずは、リアカメラから設置します。ドライブレコーダーの電源を付けて、実際にリアカメラの映像を確認しながら、位置を調整して貼り付ける位置を決めます。
もし、位置を間違えたら貼り直せばいいかと考えていましたが、想像以上に接着テープの力が強く、簡単にはやり直せないので、あらかじめよく確認してから設置しましょう。
リアガラスには電熱線が入っている場合があるため、電熱の横線に被らないように注意しましょう。
リアカメラを貼り終えたら、配線をフロントへと渡していきます。
バックドアを開けた状態で、線がピンと張りすぎていないかも確認しておきましょう。多少、線に遊びがないと切れてしまいます。
ドライブレコーダーのフロントカメラを設置!
次に、フロントカメラを設置します。フロントガラス上部20%以内が設置基準とのことです。
こちらも簡単には貼り直せないと思って、慎重に設置位置を検討して決めていきましょう。
私の車では助手席側のルームミラー近くに設置しました。
フロントガラスの上部はトップシェードという日差しを和らげるための青みがかかっています。
できたら、青い部分が映らないように、フロントカメラを設置したかったのですが、上部20%の条件もあるため、ある程度妥協しました。これはもう仕方ないですね。
あとは、車のボンネット部分も映るようにカメラの角度を調節しました。事故の際はボンネット部分の映像も重要かと思ったからです。
(風景映像を撮りたいので、ボンネットは映らないようにするという方もいらっしゃるかもしれませんね。)
リアカメラからのカメラ線と、ヒューズボックスからの電源線を、写真のこの部分(ピラーカバーを外したところ)で合流させて、余った線を束ねます。
足元のヒューズボックスから写真の部分に電源線を通すのが、ちょっと大変でしたが、2人で作業したので協力すればすぐできました。
最後にピラーカバーをかぶせたら配線は見えなくなって見栄えは良くなります。
電源をヒューズボックスから直接取る場合は配線がキレイにできるところもいいですね。ちょっと、配線作業が大変ですが(;・∀・)
ということで、オプションカプラーを使うことで電源を簡単に取り出せて、ドライブレコーダーを駐車監視モード付きで無事に取り付けすることができたという記事でした!
私が、ネットで調べたときは、あまりこういう感じで情報がまとまった記事が見当たらなかったため、この機会に書き残してみました。
どなたか、同じようにチャレンジされる方がおられたら参考にしていただければ幸いです☺
以下は余談です。
今回、初めてといっていいぐらいの、車いじりをしましたが、これやると車に愛着が湧いてきますね。
車が好きという方の気持ちが分かってきました。そろそろ、CR-Vを買い替えようかという話をしていたのですが、新車はちょっと遠くなりそうです。
そういえば、最近、新車を見学しに行って、ドライブレコーダーの話も聞いてきたのですが、メーカー純正のドライブレコーダーは高価&取り付け料もそれなりに取られるので、皆さんオートバックスなどで高性能のドライブレコーダーを取り付けてもらっているとディーラーさんが言っていましたね。
フロントカメラ一つで前方しか撮影できなかったり、解像度が現行のものよりは落ちていたり…。これから、各社ドライブレコーダーにも力を入れていくはずなので、純正ナビと連動したりなど良いものも出てくるかと思いますが…。
一度、ドライブレコーダーの取り付け方を覚えたら、次の新車でも使い回せるので、できたら自分で取り付けたいところですね。
まあ、しかし、実際にやってみて思いましたが、手間を考えたら業者さんにお願いしてもいいレベルとも思いましたw
私は、次の新車でも使い回すかもと思ったので、自分で取り付けしました。取り付け・取り外し・新車に取り付けと業者にお願いしたら、すごく高くつきそうだったので…(;・∀・)
長くなったので、今回購入したドライブレコーダー『ZDR026』のレビューは次回にいたします!
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