6/1にGoogle公式ブログにて以下の発表がありました!
Googleが提供するChromeブラウザで、2018年初めに「Better Ads Standards」に準拠していないサイトでChromeの広告掲載を停止する予定と発表しました。
4月下旬ごろにChromeが広告ブロック機能を標準で搭載するというようなニュースがあり、ブロガー(私)涙目;;状態でしたが、どうやら涙目ではないことが分かってきました。
この記事は、初心者の方に向けたものになっていますので、ご存知の内容があれば飛ばしつつ読んで下さい。
まず広告ブロックって何?という話をします
インターネット上の広告については誰しも目にする機会がありますよね。
このブログでもいくつかGoogle Adsenseというプログラムを使って、広告を掲載しています。
Googleは「広告を出したい会社」と「広告を貼ってくれるウェブサイト」を集めて、仲介をしています。
閲覧者がこのブログを通じて広告を見たりクリックすることで私に収益が発生する仕組みになっています。
しかし、閲覧者にとって、この広告がうっとしい!広告なんかクリックしたくない!広告が出ることで動作が重たくなる!詐欺のような怪しい広告が出る!消しても消しても何回もポップアップで広告が表示される!なんで赤の他人の利益につながるようなことをしなくてはならないんだ!などなど、「広告を消したい」という要望が当然出てきます。
そして「広告ブロック」という拡張機能が現れるようになりました。
多数の開発者がブラウザのあらゆる拡張機能を開発していて、素のブラウザにあらゆる拡張機能を搭載できるようになっています。
たとえば、Gmailを便利に使うための拡張機能をGoogle自身が開発・提供しています。(拡張機能はGoogleだけでなく誰でも開発できます。)
広告ブロック機能もブラウザの拡張機能の一つで、これをインストールする(入れる)ことでブラウザに広告ブロック機能を搭載することができます。
たとえば、FirefoxというブラウザにAdblockという広告ブロック拡張機能をインストールしたり、Google ChromeというブラウザにAdblock Plusという広告ブロック拡張機能をインストールしたり、などというように、ユーザーが広告ブロック機能を自分の意思で搭載してきたわけです。
このスクリーンショットは実際にChromeでAdblockを搭載したときのものです。
Google Chromeでの広告ブロックについて公式発表
ChromeのBetter Ads Standardsサポート
Chromeは、常にウェブを閲覧できる最高の体験を提供することに重点を置いてきました。たとえば、迷惑であるという事実に基づいて、新しいタブのポップアップを防止します。連合や他の業界団体との対話の中で、2018年の初めにはBetter Ads Standardsに準拠していないウェブサイトでChromeの広告掲載を停止する予定です(Googleが所有または提供している広告を含む)。
(上記はGoogle翻訳によるものです。原文はリンク先でご確認くださいませ。)
発表の中でこの文章が要点だと思いますが、これを読み解いていくと状況が分かってきますね。
Chromeに広告ブロックを標準搭載するとはどういうことか?
はじめに、拡張機能の話をしましたが、拡張機能ではなく標準で広告ブロック機能を搭載するということです。
つまり、Chromeをダウンロード・インストールするだけで、広告ブロック機能をはじめから使えるようにするよ、ってことですね。
これまでは、ある意味、広告ブロック機能を搭載するかどうかはユーザー次第だったわけですが、はじめから広告ブロック機能が搭載されていれば、あまりパソコンに詳しくないユーザーでもChromeは安心ですよという対応にGoogleは変えてきたのです。
また、スマートフォンやタブレット上のChromeについては言及されなかったものの、恐らく広告ブロック機能は標準搭載されると思われます。スマフォとタブレットのChromeは拡張機能をインストールできないので、ユーザーにとってはありがたいですね。
Googleはなぜ広告ブロックを標準搭載することにしたのか?
AdblockまたはAdblock Plusなど広告ブロック拡張機能はかなり強力なもので、ウェブ上のほとんど全ての広告を排除することができます。
Googleが提供するAdsenseも消すことができます。
Adblock系はGoogleにとってはいわば商売敵でもありますが、ユーザーの利便性を考慮してかAdblock系の使用を禁止していません。
そんな、広告ブロック機能をGoogleはなぜ標準で搭載することにしたのでしょうか?
それは「悪質な広告を排除したい」ということ他なりません。
Google Adsense経由であれば、Googleが広告自体を弾(はじ)くということもできますが、ネット上にはあらゆる広告があり、詐欺的な広告やウィルスへと誘導する広告も少なくありません。
ネット上であらゆることができるようになった分、ネット銀行の預金が狙われたりなどフィッシング詐欺などの危険性が増しています。最近ではランサムウェアといったファイルを人質(モノジチか?)にとってお金を取ろうとする悪質なウィルスも流行りましたね。
こういった状況を受けて、広告には中立的な立場であったGoogleも重い腰を上げざるを得なくなったのではないでしょうか。
Google Adsense(Googleが所有または提供している広告)もブロック対象なのはなぜ?
基準に準拠していないサイトではChromeでGoogle Adsenseも含めて広告を掲載しないということですが、なぜ自らの広告も排除するのか?
まぁ「Adsenseはブロックしません」なんて言ったら非難が殺到しますからね。
これも恐らくという言い方になってしまうのですが、独占禁止法もからんでくるのではないでしょうか。Adsenseが有利になりすぎないように配慮していると思います。
Google Adsenseの広告数が1ページ3つまでの制限がなくなったのはなぜ?
Google Adsenseの1ページに掲載できる広告数は最大3つまでだったのですが、最近その制限がなくなりました。
上限撤廃とはずいぶん思い切った方針転換です。3つまでというのはずっと昔からのAdsenseの制限でしたからね。
いや、これなんでかなー?と思っていたのですが、このブロック機能の話を見て、少し納得しました。
Google Adsenseが3つまでだと、別の広告に手を出してしまって広告の質がバラけてしまうから、かなと。
別の広告と併用することで、先に書いたような悪質な広告が広がる一因になってしまったのではないかと。
Google Adsense収益への影響はあるのか?
ということで、「GoogleがChromeに広告ブロックを標準機能として搭載したという発表」から「Googleの広告への対応が変化してきている」点を読み解いていきましたが、結局のところAdsenseへの収益への影響はあまりなさそうですね。
むしろ、広告の質が向上することで、健全に運営していく分にはプラスになるのではないでしょうか?
悪質な広告が増える → Adblockも導入するユーザーが増える → AdblockでAdsense含む広告全滅
この悪循環を断ち切るには、標準の(素の)Chrome である程度悪質な広告をブロックした方が理にかないます。
とりあえず、規準に準拠していればChromeの広告ブロックで弾かれることはないと分かったので、このブログもなんとか続けていけそうです。
(そもそも、ほとんど収益はないですけどねw でも、少しだけモチベーションになっています。)
ちょっと勢いで書いたのでツッコミどころが多い気もしますが、そのまま掲載します。
何かあればコメントやSNSなどでご指摘お願いいたします。
コメント
記事を興味深く拝読させていただきました!
私事ですが
去年末からブログを開設し
1月中にアドセンスを通過して
「これから!」
アドセンスを始めようと考えていた中でこの記事を見かけ、
グーグルアドセンスの広告収入は稼げなくなるかと、
びっくりして記事を開かせていただきました、笑
一点お伺いしたいのですが
この記事を運営者さんが書かれて半年経っていますが
2018以降も当分は
アドセンスの広告収入比率は
「いわゆるアダルトや質の低い記事を出さず、良質なコンテンツを出す限り」
そんなに変更はないと考えて大丈夫ですか?
よろしければご意見
お伺いしたいです、
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
私もそのように考えますよ(*^_^*)
Google Adsenseは少ないアクセスでもコツコツと収益を重ねられるので、
これから始める方にもおすすめできますね。
やはり閲覧とクリックだけで収益が発生するのは大きいです。
いわゆる成約型(広告をクリックして商品を買えば報酬がもらえる)の広告も
少しやってみましたが、私は全く収入になりませんでした。。
Adsenseは私のように雑記的にブログを書いても、
収益が発生する良い広告プログラムと思います(*´∀`*)