夏休みなどを分散して「キッズウィーク」という新たな大型連休が創設されるそうです。
キッズウィークとは何か?キッズウィークについて思うことを書きました。
(5/22・5/23・7/20加筆しました。)
「キッズウィーク」とは何か
「キッズウィーク」来年4月から実施へ、“学校の夏休みなど分散”
政府が「キッズウィーク」という新たな大型連休を創設し、来年4月からの実施を目指す方針を固めたことがJNNの取材でわかりました。全国の学校で夏休みなどの長期休暇を分散し、それにあわせて大人も休めるよう推進するということです。
来年4月からの実施を目指す「キッズウィーク」では、全国の地域ごとに小・中・高校の夏休みなどの長期休暇の一部を他の平日に分散させます。
たとえば、夏休みの8月の最後の週を登校日にして、休みの少ない月(6月とか)にキッズウィークとして休日を作り持っていくなどが考えられますね。
キッズウィークは子どもの休校日なので、一般の休日とは違います。つまり、大人は休みではない。「キッズ」ウィークですからね…。
しかし、政府としては、「このキッズウィークに合わせて大人も休んじゃいなYO!」っていう心づもりのようです。
ニュースが出た時点ですでに反対意見が目立ってきており、おそらくは夏休みを大きく削って分散するといったことはないのではないかなと思っています。
キッズウィークについて思うこと
子どもにとってのキッズウィーク
まだ、具体的にどうなるかは分からないのですが、上の例のように、夏休みや冬休みが短くなるということですかね…。
もし実現すれば、かなり大きな変化となりますね。
子どもにとっては、ちょっと悲しいかも。
夏休みの開放感は他の休みではちょっと味わえないからな~。
夏休みが長過ぎてダレるということもありますけど、何か集中的にやるにはやっぱり1ヶ月ぐらいは休み欲しいです。
一つ問題なのが、夏休みや冬休みって全国で意外と差があります。
たとえば、北海道は気候の理由で、夏休みが短く、冬休みが長くなっています。
キッズウィークを導入するにあたって、夏休みや冬休みを全国的に統一して削るということは難しいかもしれませんね。
かといって、夏休みの中盤あたりを削るとなると、子どもにとっては嫌でしょうね。
と、キッズウィークといっても、なかなか導入は難しいのかもしれません。
はじめは、「キッズデイ」ぐらいにして、各月のどこか金曜日を休みにするとかはどうでしょう。
大人にとってのキッズウィーク
大人にとっては、休みが増えるならいいかもしれませんけど、ほとんどの方がなかなかイメージしにくいのではないでしょうか。
あと、自分もそうでしたけど、そもそも日曜と祝日しか休みがないという方も多いと思うんですよね。お盆休みとか正月休みなども取れないという方もいるでしょう。
キッズウィークよりも、そういった労働環境自体に規制をすることが先なんじゃないでしょうか?
そもそも、大人こそ夏休みのように長期休暇・バカンスが必要と思いますけどね。
(フランスみたいになったらいいですね。)
仕事も大事ですが、仕事だけが人生ではない!
子どもだって学校や勉強ばかりでは息が詰まるのと同じで、大人だって仕事ばかりでは大変です。
キッズウィークというニュースでしたが、根本的にそういった価値観がもっと広まればいいなと私は思います。
そうでなければ、政府がいくら休みを増やそうと推進しても、なかなか難しいねってことになってしまうでしょう。
5/24追記:安倍首相が直接提言
「キッズウイーク」導入を=安倍首相「親子の時間必要」-教育再生会議
(2017/05/24-18:57)
こちらの時事通信社のニュースによると、『安倍晋三首相は夏休みなどの長期休暇を地域ごとに分散させる取り組み「キッズウイーク」を導入する考えを表明した。』『キッズウイークは、夏休みなどから5日間を他の時期に移し、前後の土曜、日曜と合わせて9連休とすることなどを想定。』
ということで、思っていたよりもガチの提言・取り組みになりそうですね。
先に述べていた、地域によって夏休みの長さが違う問題も、そもそも『地域ごとに分散させる』とのことでした。
あとは、大人がキッズウィークに合わせて休みが取れるかですが、今後はこの点について議論を進めてほしいです。
来年2018年度からキッズウィークが導入される見込み
夏休みなど一部を柔軟設定「キッズウィーク」来年度導入の方針
7月18日 17時17分
前略この中で安倍総理大臣は「子どもたちが家族や仲間とともに休日を過ごし、地域の行事に参加することなどを通じて絆を深めることは、豊かな心や人間性を育むために重要だ」と述べ、来年度から「キッズウィーク」を導入する考えを表明しました。
そのうえで安倍総理大臣は「キッズウィークの定着には企業においても有給休暇の取得が促進される必要がある。キッズウィークは働き方改革と表裏一体のいわば『休み方改革』の推進だ」と述べ、企業側にも有給休暇を取得しやすい環境整備を求める考えを示しました。
政府は今後、学校の休業日について定めた政令の改正などを行うとともに、地域ごとに協議会を設定してキッズウィークの時期などついて検討を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170718/k10011063801000.htmlより
結構、動きが速いですね…。
「休み方改革」とは大きく出ましたが、果たして実際に有休取得率は伸びるのでしょうか。
話は少し変わりますが、小学生の甥っ子が丁度夏休みに入りました。
一ヶ月以上ダラダラできるぞ!と意気込んでいました(^ω^)
う~ん、やっぱり子どもにとっては夏休みは分散した方がいいのかも!?
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